肌断食をすると綺麗になれるって聞いたんだけど、本当かな?本当に成立するならスキンケア要らないってことなんだけど、そんなこと有り得るの?やり方やリスクを知りたいな
こんな質問に答えます。
私も挑戦したことがあって、理論も理解しているつもりなので、詳しく紹介していきますね♪
結論から言えば、する必要があったり、合う人には良い方法ではあると思います。
ただし、これは人によってかなり合う合わないが分かれるものだと思っています。
今回は、肌断食の良さやリスクについて、合う合わないの判別方法や実際に体験してみて感じたことと共に紹介します。
肌断食のやり方は?
肌断食、と呼ばれる美容法で有名なものは、恐らく宇津木さんの書籍です。
インターネットも盛んな時期だったので、私もまずはネットでこの言葉を知りました。
![]() |
![]()
出回っている肌断食の方法は色々ありますが、今回は彼の方法でご紹介しますね。
メイク落としについて
理論としては、クレンジングを使用しなければ、自肌に備わったバリア機能が保たれて、スキンケアをしなくても良い肌になれるというもの。
クレンジングは一切行わず、洗顔は純石鹸(成分が石けん素地だけのもの。表記としては、脂肪酸ナトリウムまたは脂肪酸カリウムも含む)で、化粧をした日の夜のみ行います。
よく泡立てて、泡の振動で押し洗いします。
朝や、化粧をしなかった日の夜洗顔はぬるま水のみで行います。
スキンケアについて

石鹸洗顔以外のスキンケアは一切推奨されていません。
乾燥したら、部分的に白色ワセリンを使うことができます。
日焼け止め・メイクについて
日焼け止めは推奨されていません。
1日15分以内なら紫外線対策は必要ないとされています。
それ以上の時間陽にあたる際も、日焼け止めは避けて日傘や帽子で対処します。
日焼け止めを使うのは屋外でのスポーツや海で過ごす時だけで、ワセリンベースの日焼け止めのみをOKとしています。
(VUVプロテクトという製品で、購入サイトが無いのでちょっと大変)
ただこの製品について少し調べましたが、SPFやPAの表記がないようで、海でこの製品だけというのは、ちょっと危険かもしれない。
メイクの基本はノーファンデで、どうしても塗りたい時はおしろい・パウダーファンデを薄く塗ります。
クレンジング剤の必要ないポイントメイクはOKです。
まつ毛エクステはNG。
肌断食の効果
肌断食の良さは何と言っても、自然で強い肌が手に入る可能性でしょう。
肌断食の効果は、肌が健康になり化粧品が要らなくなるところとされています。
具体的には毛穴・ニキビ・乾燥・敏感肌…とほぼ全てを網羅しています。
「肌断食 10年」などで検索すると、効果のあった方の体験談を読むことができますよ。
肌断食のリスク

「肌断食 失敗」などで検索すると、実際にやってみて上手くいかなかった方の体験談も見ることができます。
この宇津木先生という方は美容クリニックの院長先生であり、書籍の中でもクリニック通いを勧めているようなページがあります。
本の内容については、特段おかしいと思うことはないのですが、良い面悪い面、両方の可能性を考えたいと意識しています。
またアトピー性皮膚炎の方は、主治医に相談の上始めるようにとの記載がありました。
一番のリスクは、乾燥に耐えられるかどうか
筆者が肌断食を断念した理由が主にコレです。
肌断食は、数か月・もしくは数年単位で乾燥に耐える必要がある可能性があります。
実際私も、1カ月くらいは頑張りました・・が、一向に乾燥は収まらない。
乾燥というのはあらゆる肌トラブルの原因になります。
その当時、ある程度肌はきれいだったので、このまま続けて、シミやシワができるかもしれないリスクは取りたくないなと思いました。
逆に言えば、脂性肌などで乾燥とは無縁、という方には合う可能性があります。
脂性肌と思っていても、乾燥脂性肌(インナードライ)と呼ばれるものもありますので、見極めには注意が必要。
見極め方について、こちらの記事で紹介しています⇒ニキビの原因と対策。意外と知らない美肌知識④
またちょっと不思議な点としては、全然洗っていない・保湿もしていない腕(ちょっと乾燥していた)と比べて、普通に洗っている・ハンドクリームで保湿している手の方が、切り傷なんかが治りやすかったこと。
自力で潤えるかどうか以上に、今現在潤っているかの方が、美肌には有効なのかなと思った経験でした。
ワセリンが合うかどうか

乾燥に耐えられなければ白色ワセリンを使うのが宇津木式です。
もちろんやってみましたが、私、ワセリンが肌にあまり合わないのです。
ワセリンとは医療にも使われる、非常に精製度の高いミネラルオイル(石油を精製したもの)です。薬局で購入することができ、非常に安価です。
医療用に使われるのは、精製度が非常に高くアレルギーリスクが大変低いからと理解しています。肌表面で膜を作り、酸化もしにくいです。
私に合わなかったのは皮膜が非常に強力で(やけどの保護にも使われるくらい)、汗や老廃物が全て留まってしまった・・からなのか、とても痒みが出てしまったんです。
乾燥で痒みが出るのは仕方ありませんが(それでも良くないと思うけど)、何か塗って痒みが出るというのは更に良くないと思い、やめました。
日焼け止めを使わないのも難しい
筆者は、日焼け止めを使うことは美肌に必須だと思っています。
多くのデータが示す通り、紫外線は免疫機能の低下・皮膚がんやシミ・シワ・たるみの原因となるものです。
ビタミンD合成の面からは、紫外線は大変有用なものです。
上手くバランスを取ることが必要だと思います。
日焼け止めを使用して、石鹸できれいに流せる商品を見つけられれば、かなり肌断食に近いことができると思います。
ただ私の肌は、汚れや皮膜を毎日リセットできないと、吹き出物ができてしまう肌でした。
石鹸で落とせる日焼け止めは多数試しましたが、今のところ完璧に落とせる商品を見つけることができず、クレンジングは行っています。
さて、宇津木式では「15分以下の日差しなら日焼け止めはいらない」とされていますが、実際やってみると、私は肌の調子が悪くなります・・・。
『キレイな肌と健康な肌は似ているようでちょっと違う』(後日別記事を書きます)と思っており、今の肌状態を維持したいなと思ったので、肌断食はやめました。
ファンデーションを塗った時と、日焼け止めまでの時はどちらが乾燥していない?
悪者扱いされがちなファンデーションですが、塗った方が肌状態が良いなと思う時もあります。
花粉の時期にも、ファンデーションを塗って直に花粉が肌に触れないように勧められますよね。(ベタついて付着もするので、一概には言えませんが。)
比較するときは、同じ条件にしてくださいね。
デパートに行く(エアコンの状態を同じに)、ちょっとそこまで散歩に行く、スーパーに買い物に行く、仕事に行く、など。
さて、ファンデーションのありなしでどちらが肌状態が良かったですか?
ちなみに私は、近場ならファンデーションなし、遠出だとファンデーションありの方が、夜全てを落とした時点での肌状態がいいです。
ファンデーションには、刺激から肌を守る役割も、やはりちゃんとあるのですね。
体調や季節によっても差が出るので、何度か行いましょう。
現代の社会生活でできるかどうか?
更に考慮したいのは、現代社会でできるどうか?という問題。
先ほど挙げたように、石鹸で落とせるメイクを見つけられれば、かなり現実的なものになるでしょう。
有名どころではエトヴォスなどがあります。
こちらのメーカーのメイクコンセプトは、全て石鹸で落とせるという大変珍しいもの。
試してみて、もし肌に合い綺麗に落とせると感じるようなら、肌断食にだいぶ近づけると思います。
ただし、日焼け止めやファンデーションは塗ることになるので、宇津木式肌断食とは厳密には違うものです。
コスメやメイク・ファッションを楽しみたい方にとっては微妙な選択
またよく見かけるデメリットとして、「キレイにする気力がなくなった」「ファッションも拘りがなくなって日々がつまらない」といったものがあります。
もし石鹸で落とせるメイクを見つけられたとしても、使えるメイク商品は大変限られるため、美容のモチベーションは落ちがちになるかもしれません。
スキンケアやヘアケア製品の香りでスイッチを入れていた方が、気力がなくなるからやめた、という話を見たことも。
石鹸で落とせるメイクはナチュラルなものなので、ファッションや気分に合わせてメイクを楽しんでいた方にとっては、刺激がなくつまらないように感じるかもしれませんね。
肌断食が合う可能性があるのはこんな人

化粧品かぶれしていた人
肌荒れの原因が化粧品かぶれだった場合には、上手に脱スキンケアできれば、今より良い肌状態になれる可能性はあると思います。
上手に、というところがポイントで、一気にやってはいけません。
できるだけ変化の刺激を抑え、肌が自力で潤いを作り出せる状態に持っていったところで、全てやめるというのがベストです。
ワセリンは火傷の後に使用されるほど、医療でも信頼されている成分の保護剤なので、かぶれている間には最適である可能性が高いです。
外出機会の少ない人
宇津木式肌断食では、日焼け止めやメイクが今までのようにはできなくなります。
よって外出が多い方よりも、外出の少ない方の方が、成功する可能性は高いでしょう。
脂性肌の人
男性は日焼け止めなんか使わなくても肌がきれいうんぬんかんぬん・・と時々聞くことがあるのですが、そもそも男性の肌は一般的にキメが粗めで皮脂分泌量が多く、若い頃でも女性の2倍・50歳では3~4倍の違いがあります。
私自身は男性の肌が一般的にきれいとは思わないのですが、健康的ではあると思います。
脂性肌でニキビや毛穴に悩んでいる方などは、肌断食が上手くハマると改善できる可能性があるかもしれません。
(インナードライとの見極めが必要です)
肌断食は失敗したけどこんな風に応用しました

最初に書いたように、YOUは何度か肌断食に挑戦して、そして失敗しています。
と、いいますか、リスク面が結構大きいので、頑張り切ることができません。
乾燥肌で、紫外線カットをせず、保湿をせずで過ごすことの、シミシワのリスクを考えると、シンプルケアをしよう、というところに落ち着きました。
つまり、良いところと悪いところの両取りです(笑)。
自分の持つ肌力をきちんと発揮させてあげて、足りない部分はスキンケアで補う。
落としすぎない、塗り過ぎない。
朝は一日分の防御を作るために多めのケア、夜はベタベタに塗りたくることはしませんが乾燥もしない程度に。
朝は特にベタついていなければ水かぬるま湯洗顔のみ。もしくは出かけないなら一切洗顔なし。
特に外出しない日は日焼け止めを塗らずに過ごし、夜はクレンジングを使わず、季節や肌状態によってぬるま湯のみか洗顔料を使うか選択します。
それぞれに合ったもの・目指すものへの向かい方
これは私の美容論なのですが、『自然であること=美しさ』とは、思っていないのです。
人間は毛づくろいもしないし、爪も研ぎません。
その代わりに道具を使って髪を切ったり、整えたりします。
太古の昔にも、実から摂った油を体に塗ってみたりしていたことでしょう。
それで失われたこともあれば、発展したこともあるはずです。
「今の人は、キレイだなぁ」と思っているこの感性が、今のところの私の答え。
昔、化粧品会社で働いていた時60歳くらいの先輩が輝くような肌をしていらっしゃったことも影響しています。
「今の若い方は良いお化粧品がたくさんあって肌がキレイでいいわねぇ」というご年配の方の話も聞いたか読んだかしたことも影響しています。
結局のところ、一卵性双生児の双子の方に、生活様式を全て同じにして実験してもらわないと正確な答えは出ないことでしょうね。
答えがあったらラクなのに!(笑)
とは思いますが、理論が確立されているものもあれど世の中ほとんどのことは、自分でやってみて、合うものを見つけていくしかありません。
全員同じ勉強方法で同じ結果が出せる訳ではないように、肌も人によって合うものが違います。
人種によっても違います。
「海外の方は化粧水使わないんだから日本人も要らない」真っ当に見える理論が一時流行りましたが、『日本人の角質層は薄いので保水力が弱く油分が多い。よって化粧水は合理的』という理論を見つけた時しびれました。
私自身、化粧水要らない論を試してみたことがありますが肌状態は悪くなりました。
水溶性保湿成分の不足によるものか、洗顔後のPHをアルカリ→弱酸性に戻すのが遅れることによる弊害か、までは分かりませんでしたが。
細かい理論分かっていなかった時から最適なものを日本人が選べていたのだとしたら、面白い。
人によってはとてもメンドクサイと感じる部分ではあるでしょう。
私自身は美容が楽しいので、これからも試行錯誤して自分なりの答えを探し、参考にして頂けるように発信を続けることでお役に立てたならとても嬉しいです。


