受験を迷ってた化粧品検定1級、やっと受けたから感想など書くね!
2023年5月の第20回日本化粧品検定で1級に合格できたので、受けてみた感じや勉強方法、内容の範囲などご紹介します。
興味があるけど迷っている方の参考になれば…!
日本化粧品検定とは
日本化粧品検定は試験文部科学省後援の民間資格(1級・2級は公的資格)。2013年に第1回検定が行われました。
化粧品検定は美容関係者をはじめ生涯学習を目的とする一般の方々や学生など、幅広い年齢層の方を対象に、化粧品・美容に関する知識の普及と向上をめざした検定です。
まだ歴史は浅いですが、コスメ関連の資格の中では恐らく日本で1番有名な資格試験です。
受験資格は無く、2級・1級の併願や(1級開催地のみ)飛び級で1級のみの試験を受けることも可能です。
3・2・1級それぞれの出題範囲・難易度と合格率
| 受験日程 | 受験料 | 受験方法 | 合格ライン | 合格率 | |
| 化粧品検定3級 | 随時 | 無料 | 公式HPから受験:20問(試験時間20分) | 正答率80% | 不明 |
| 化粧品検定2級 | 5,11月の年2回 | 8,800円(税込) | マークシート方式:60問(試験時間50分) | 正答率70% | 71.6%(過去5回平均) |
| 化粧品検定1級 | 5,11月の年2回 | 13,200円(税込) | マークシート方式:60問(試験時間60分) | 正答率70% | 66.3%(過去5回平均) |
合格率は高めですが、受験者層に美容関係者が多いことが関係していて、実際はまぁまぁ難しいという意見もあります。
ただテキストをきちんと勉強していれば充分に合格できる試験ではあります。
筆者の勉強記録は記事後半でご紹介しますね。
3級:ワンランク上のキレイを目指す
テキストが3級2級の合同本なので、どこまでが3級でどこからが2級かはよく分からない仕様になっています。
無料でWeb試験が受けられる3級は、間違えがちな化粧品や美容に関することを学び、今日からすぐ実践できる知識を習得します。
⇒化粧品検定3級Webテストを受けてみる
2級:美容を語れる人を目指す
主に自分がキレイになるための、皮膚の構造や肌悩みに対する化粧品の選び方やメイク方法、美肌に導く美容知識を習得します。
学習範囲:皮膚美容化学、紫外線、睡眠、肌悩みの原因、マッサージ、運動・入浴、メイクアップ、食事
1級:化粧品の専門家を目指す
化粧品の中身や成分に加え、さまざまなケアと化粧品にまつわるルールなど専門的な知識を学びます。
学習範囲:化粧品科学、ボディ、サプリメント、スキンケア、ヘア、安全性、配合成分、ネイル、法律、メイク、オーラル
準備する教材はテキスト2冊と問題集
テキストは化粧品検定2級3級対策テキスト、1級対策テキストの2冊。こちらは本屋やAmazonで購入できます。
問題集は少し前まで公式サイトでの購入のみだったのですが、現在Amazonでも販売があるようです。
2級を飛ばして1級受験する場合でも3・2級の勉強はしておきましょう。
2級も範囲に含まれますし、基礎なので覚える部分が限定されています。1級分が全問正解できるのなら合格ライン70%は恐らく取れると思いますが、1級になると細かい成分名も増えてくるので2級分で補った方が絶対に楽です。
問題集は赤い表紙のものが最新版です。
事前説明会が申し込み開始直前くらいにあったんですが、その時の解説によると古い問題集でも2版対応と書いてあれば一応OKだそう。
ただし、最新版の方が分厚いし良いよーとのことでした☆
化粧品検定1級取得までの【勉強時間】と受験者のもともとの知識量
元々の知識量や勉強慣れしているかで大きく変わってくる部分なので、前提条件として必要になってくる情報かと思います。
わたしの場合、3・2級テキストは書店でパラパラ見た時も家で改めて勉強してもほぼ知っている内容で、暗記項目のみ確実にやらねばと思った感覚でした。
1級も半分以上概要は知っている感じでしたが、暗記できているかと言われると出来ていない感じ。
しかし男性用化粧品の項目など、これまで気にして来なかった項目はなかなか覚えるのが大変でした。
もし知識0から始めるとしたら、これが全項目な訳なのでまぁまぁ難しいんではないかなと思います。
合格率は70%程と高めではありますが、受験生がそもそも既に美容業界関係者である人の割合が高いというのはやはり関係してそうです。
既に知っている知識が多ければ多いほど関連付けして覚えていけるので、美容雑誌やWeb情報を普段から見ている人は絶対に有利です。
勉強を始めるか迷っている時期から、当サイトや色々な情報に触れておくのがおすすめ。
一般的な勉強時間を調べてみたところ、美容の知識が元々ある方で1日1時間を1ヶ月~1ヶ月半、無い方で2~3ヶ月前後の方が多いようでした☆
受験者の情報やスクールが少ないので一概には言えませんが、一般的には
美容の知識がある方:30h~45h 美容の知識が無い方:60h~90h
くらいが目安と言えそうです。
筆者が合格までに掛かった時間は15~20時間でした
筆者の場合、こんなブログを書いているくらいなので元々美容の知識はある方で、3級のWeb試験を受けてみたら満点でした。
なのでこの先でご紹介する勉強時間は最低でも3級内容を既に知識として知っている方向けになります。
元々の知識量が多いほど、新しく覚える項目は少ないので、学習時間は短いです。
勉強慣れしているかもある程度重要なので、効率よく合格点へ持っていく方法も続いてご紹介しますね!
受験勉強の定石として、過去問を解くことをアウトプットとするのがとても効率的で、わたしも普段はそうしています。
ただ、化粧品検定では過去問の販売がなく、手に入るのは公式問題集と早期申し込み特典の薄い問題集だけ。
アウトプットがしにくく、出題される問題の難易度予測ができないのが難しいと感じる大きな原因だったように思います…
【日本化粧品検定】おすすめの勉強方法
※満点を取ろうと思うと以下の方法では難しいです。
過去問でなく公式問題集利用なので受験勉強としての精度は悪いけど、合格ラインまでの効率を重視すると学習は以下のようになりました。
- 3・2級テキストを1周
- 1級テキスト1周【理解できたり1回で覚えた部分もあるけどまだ未完成。問題なく全体像は掴めたので試験申し込み。試験約1ヶ月前】
- 2級問題集を2周(間違えたところに付箋)
- テキストの中で特に丸暗記したい項目書き出し(トイレに貼ったり持ち歩く用)
- 1級問題集をもう1周(忘れないうちにテキスト単元毎or数単元毎に進む)+間違えたところに付箋
- 付箋のみ2周目(問題正誤チェック時点でよく分からなかった部分は教科書読み直すを含む)⇒9割正解【一週間前】
- 9割取れたので気が緩んで数日休み(^^;)問題集の模擬試験1回分8割正解+巻末のノート作成【数日前】
- 付箋以外の全ての問題がクリアできるか確認。
- 前日は教科書を隅々まで読み直して問題集以外の項目も暗記(短期記憶分!!重要項目は問題集でクリアできたはず)【前々日・前日・当日】
それぞれ解説していきますね。
3・2級テキストを1周
理解している項目がほとんどなので、理解したり覚えるというよりはパラパラ内容を確認する感じで読み流し。
1級テキスト1周【理解できたり1回で覚えた部分もあるけどまだ未完成。問題なく全体像は掴めたので試験申し込み。試験約1ヶ月前】
内容的にはあまりに早く取り掛かるとモチベーションが続かないかなという感じがしたので、試験1ヶ月前に1級の教科書を読み終わるくらいのペースで取り掛かった。
ただ、記憶は短期で詰め込むより長期で定着させた方がのちのち知識としてきちんと使えるものになるので、詰め込みにならないのがこのくらいかなという判断。
2級までの理解度によるので、おすすめとしては試験申し込み前に2級テキストを流し読みしたり、美容ブログや雑誌で肌理論を学んでおくこと。
既に持っている知識が多いほど学習は楽です。
初めて美容の勉強を始める方はやはり3ヶ月くらいは期間を取っておいたほうが安心かなと思います。
2級問題集を2周(間違えたところに付箋)
2級は問題集を2周したところで付箋のほとんどが外れたため、これ以降は試験直前のみ。
実際には2周目の付箋は外さずに直前にも確認できるようにしました。
テキストの中で特に丸暗記したい項目書き出し(トイレに貼ったり持ち歩く用)
理解はできていても暗記が難しい分野は、書き出して持ち歩くメモを作りました。
A4用紙2枚分で、コピーして1部はトイレへ。(…覚えやすいので!)
この辺でコロナじゃないけど風邪を引いたんです…ブツブツ声を出して覚えるタイプなのですが、喉が痛かったので声が出せず覚えられず、大幅に予定が狂いました。
たぶん4日~1週間は勉強も休んでたと思う。
1級のテキスト2周目と並行で1級問題集を1周目+間違えたところに付箋
1級の問題集を解きながら、多く間違っている単元はテキストを復習。
付箋はこの段階では10問に1問くらい付いてたかな。
1級問題集の付箋のみ2周目(問題正誤チェック時点でよく分からなかった部分は教科書読み直すを含む)⇒9割正解【一週間前】
予定が遅れていたので、9割取れるまでは割と焦っていました。
問題集の模擬試験1回分8割正解+巻末のノート作成【数日前】
9割取れたので気が緩んで数日休みを取りましたが(^^;) 問題集巻末の模擬試験と、穴埋めノートが埋められるか確認しました。
付箋以外の全ての問題がクリアできるか確認。【前々日】
2級、1級の問題集で、ここまで付箋の付かなかったものはあまり目を通していないので、仕上げとして全ての問題を1周しました。
教科書を隅々まで読み直して問題集以外の項目も暗記(短期記憶分!!重要項目は問題集でクリアできたはず)【前日・当日】
問題集には載らなかった部分を強化するために、主に1級の強化を隅々まで黙読。
もうここまで来ると後で復習しないと忘れちゃうだろうけど、短期記憶として試験日までくらいは覚えていられるので、できる限り細かい部分まで読み流したり、書いて覚えてみたり。
当日は教室で最後の復習をと思っていましたが、5月でもかなり暑い年で体力が奪われたり、Googleマップ通りに通れない道があったのでギリギリに!!
入場できる時刻が決まっていると思うけど、余裕があるに越したことはありません…!💦
勉強のポイント*満点を取ろうと思うと結構難しい
どの試験でも同じですが8割から底上げするのは結構労力掛かります。
でも8割くらいまでなら仕上げるのはそこまで難しくなかったりする。
なので絶対1回で!高得点で!合格する!!というので無ければ、そこまで難しくないと思います。
特に化粧品検定は過去問が売られていないので、傾向と対策が非常に立てづらかった。
数が少ないため問題集1回やったら割と問題を覚えてしまうので、どの段階で問題をやるか悩ましかったです。
一般的に効率的な資格の勉強法はテキストを読んだらすぐ問題を解く・もしくはテキストより先に問題をやって問題意識を持ってからテキストで解を探すというのがセオリーですよね。
アウトプットに早めに移ることで記憶に定着するのは同じなのですが、問題が少ないので上手くバランスを取らないと問題ごと記憶してしまうというデメリットがありました。
問題と解答を覚えてしまわない程度の周回にすることと、効率よく問題集に移るところの塩梅が難しかったです…!
化粧品検定合格後に更に極める上位資格:特級コスメコンシェルジュ
化粧品検定では、資格取得後に取ることのできる上位資格や更に学びたい方への学習機会が設けられています。
これらは化粧品検定の会員になるための年会費も必要になってきます。
特級コスメコンシェルジュとは?
化粧品検定1級に合格して会員になると、同協会のさらに上級資格『特級コスメコンシェルジュ』の受講・受験資格を得られます(有料です)。
私はこちらも受験して、更に知識を深めることができました。⇒特級コスメコンシェルジュ
コスメコンシェルジュインストラクター
特級コスメコンシェルジュに加えて、化粧品検定1級・2級の両方を持っていないと取得できない資格です。
この資格を取りたい場合は、2級を飛ばして1級を取るのではなく、最初から2級も受験しておきましょう。⇒コスメコンシェルジュインストラクター
上位資格を合格後に保持するには年会費約1万円が必要だったり、継続して費用が掛かる点には注意が必要ですが、会員のみ見られるWebサイト内での学習内容は随時更新されていて、無料・有料でのセミナーも多く更に学びを深めていくことができます。
ただ資格を保持するだけでは高い買い物になるかもしれませんが、資格を生かした活動をしたい方、成分やメイクのトレンド・化粧品に関する法律など、常に学びをアップデートしたい方には上位資格取得もおすすめです。
化粧品検定って意味あるの?実際に受験してみて思うこと
民間資格で歴史が浅いこともあって、まだそれほど認知度が高くなく、就職ではあまり役に立たないという意見が一般的です。
化粧品の研究開発などしたいなら理系の大学出身が有利だし、化粧品会社に就職するにしても大学の新卒採用を目指すべきという意見が多かったですね。
じゃあ全く役に立たないかというとそんなことはなくて、知識自体がコスメを選ぶことに役立つし、ブログ記事のように相手に説明するときに、論理的な説明ができる・一定の知識があることの証明になります。
協賛している化粧品の企業も多くあるので、認知はされているのだと思います。
もちろん、図書館でいろんな文献を漁ってみても似たような情報や結果は得られるのですが(筆者はそんな感じで勉強してきました)、特に化粧品検定合格後のコスメコンシェルジュまで勉強してみると、あんなに大変だった情報の取捨がこんなにも楽!!
雑誌で紹介されている美容方法の中には『逆効果では?』と思うものも過去にはよくあって、それを見極めるために肌理論など沢山の本を読んできたから分かるのですが、本当に理論に沿って知識を教えてくれていると感じました。
長い時間掛けて得た経験や知識が短期間で腑落ちしたので、受験して良かったなーと思います。
まとめ
仕事に結び付くかは人それぞれですが、コスメやスキンケアに興味があるなら検定内容を学ぶことには意味があります!
体系的に学び、きちんと暗記することで他の知識も覚えやすくなり、応用も効きやすいです。
ただ、1級取得後の上級資格まで取得するとなるとそこそこの費用が掛かってきます。1級までは本屋さんでもテキストが手に入り、受験しないことも可能ですが、上位資格の学習動画やテキストは受験前提でないと手に入りません。
なので、どこまでの知識が欲しいのか・どう活かしたいのか、という選び方になってくるのかなと思います。
また受験時期に詰め込むのも良いけれど、最初から知識量は多い方が合格までの道のりは簡単です。受験を迷っているうちから、当サイトなど美容関連の情報には多く触れておきましょう。その知識自体がコスメを選ぶ時に役立ちますし、いずれ受験するとなった場合にも、楽に合格基準まで持っていくことができると思います。