TVに映るタレントさんや、ファッションショーのモデルの歩き方が、キレイだなぁと思ったことはありませんか?
実は、その歩き方を日常に取り入れることはメリットが沢山。
正しい歩き方の何がすごいのでしょうか?
- 変なクセや筋肉がつかないので良い身体・キレイな身体を保てる
- 首や背骨、腰回りなど、変な部分に負担が掛かって痛めるのを防げる
- 股関節がきちんと動き、流れが良くなるのでキレイな脚になる
- 上半身に力を入れないので肩こりなどがラクになることも
- 歩いているだけで体幹やインナーマッスルにアプローチできます(そもそも体幹って何ですか?‐Tarzan)
正しい姿勢でいるだけで、お腹のぽっこりが解消することもあります。
メリットが沢山の立ち方、歩き方を是非習得してみてください♪
正しい姿勢の作り方
イラストが必要かなと思いましたが、ちょうど良い動画があったのでお借りしました。説明文は私の経験を元にしているので、動画と内容が違う場合がありますが、どちらを選んで頂いてもOKです。
左右のかかとをつけ、更にその合わせたかかとを壁につけます。
立ってみて、手を腰のすき間にいれます。
パーの幅くらいが良い。グーが入るなら反り過ぎです。
上半身の力を抜きましょう。へそ下辺りに力が固まるイメージを持つとやりやすいです。お腹を引っ込めるイメージでもいいです。
肩の力が抜けない場合は手を合わせて返して伸びをし、横からすとんと下ろします。
この上半身の力を抜いて体幹やインナーマッスルを使う、という感覚がどうしても分からない方は、ウォーキングレッスンに通うかボイストレーニングレッスンなどで習得できる可能性が高いので、興味があれば通ってみても良いですね。
紹介した動画のスクールも、モデルを目指さない一般の方向けのウォーキングレッスンがあります。男性向けもあります。(時期によりあったり無かったりします。)
肩が前で固まってしまって開けない場合には、お風呂の中など血行の良い状態で後ろで手を組み、開くようにします。
急には変われませんから、やりすぎたり力を入れ過ぎて傷めないようにしてください。少しずつ継続してくださいね。
ローヒールでの歩き方
かかとから着地し、後ろに残った方の脚の力で蹴って進んでいきます。
重心を前に移すイメージです。
また一直線のラインに沿って歩くようにします。
前脚の力を使ってしまう方も多いと思いますが、後ろ脚の筋肉を使う歩き方をすることで、ヒップやももの後ろなど、後ろ側の筋肉がはたらきます。そうすると、ももの前側が張って脚が太くなるのを防ぐことができます。
またヒザを利用して歩く方も多いのですが、見た目のキレイさだけではなく、股関節をきちんと動かさないという弊害が起こります。
また動画を見ていただくと、腰が大きく揺れていないのが分かるかと思います。腰ではなく、股関節を動かすイメージを持ちましょう。
腰を揺らさないと歩けない場合には、ストレッチや骨盤体操で緩めるようにします。一朝一夕で出来るようにはなりませんが、この習慣は大きな財産になりますよ。
女性は骨盤が男性より広く、振れ幅が大きいため、気を付けないとあっという間に歪んでしまいます。
大きな鏡があればそれを設置して、なければ動画を取ってみるなどして、チェックしながら行ってみてください。
ハイヒールでの歩き方
脚を上げすぎずに片足を曲げ前に出し、つま先から着地します。
前に出した脚のヒザを伸ばして、後ろ脚を蹴り体重を前に移します。
姿勢が崩れやすいので、『正しい姿勢の作り方』をいま一度確認してください。
上半身に力を入れずに姿勢が保てているでしょうか?
ハイヒールが身体に良いか悪いかは諸説あります。
一般的には悪いものではありますが、身体の後ろ側が鍛えられ、足がほっそりするなど、メリットもいくつかあります。
これらのメリットは、正しい歩き方や立ち方、そのための筋肉がきちんとついていることでしか享受できません。
また正しい姿勢を保つことができれば、デメリットを減らすことができます。
ハイヒールを履く必要のある頻度がそこそこある場合や、履いていたいと願う場合には、週に2~3日ほどヒールのある靴を履き、残りはフラット靴を履くと、必要な筋肉が保たれ、フラット靴の日には足首をきちんと動かせるので、おススメです。
日常に活かして美脚になる!
ハイヒールの場合はフラットより狭まりますが、平均すれば恐らく歩幅はいつもより大きくなる場合が多いでしょう。
この方法でダラダラと歩くことは難しいので、普段より速いスピードの歩きになると思います。
駅に向かっていたら、ちょっと前を歩く人の半分くらいは抜かす感じになるんじゃないかな。
歩くのが速い人は長生きするという研究結果もいくつか出ており、メリットはとても多いです。
歩行速度の速い人は、全てのBMIにおいて、より長い平均寿命を示した。男性で85.2から86,8年、女性で86.7から87.8年の範囲であった。
リンク・デ・ダイエット
逆に、歩行速度の遅い人は平均寿命が短く、最も短かったのは、低体重(BMI20未満)で歩行速度が遅い人でああった。男性で64.8年、女性で72.4年であった。
姿勢が良い人って思いのほか少ないですし、歩くのが速いと最初はちょっと目立つかもしれません。
ですが少しの間頑張って耐えましょう。
美は見られて緊張感を持つことで磨かれるものです。
習得できた後は悪目立ちじゃなく美しさになります。
まずは立ち姿から。そしてローヒール、ハイヒールへ。
一段飛ばしに習得することはできませんので、ひとつずつ、少しずつ練習してみてはいかがでしょうか。